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カテゴリーの分類


         
 

 ハザードがフードチェーンの段階/過程で発生するかを明確にするために、カテゴリーを設け、食材が本来持っているもの、産業段階、消費者段階 に大別するとともに、各段階を過程に区分している。その結果、各ハザードがどの段階/過程で付加されるかが分かるようになっている。
 ただし、複数の過程で付加されるハザードも多く、またどの過程か特定し難い例も少なくない。複数の過程で付与されるハザードは主と考えられる過程に振り分けているが、両方重要と考えられる場合には重複掲載 している。
 なお、営業段階共通は、例外的措置として設けたカテゴリーである。食中毒に係わるハザードを規制ハザードに読み込むのが難しい例が多いためである。詳しくは「ハザードの 区分」のページを参照ください。

 
         
  カテゴリー 該当業種 仕分けの基準  
  大項目 中項目  
  食材本来 成分   ゲノムに由来するものに限る  
  随伴物   非可食部及び外来であっても食材中に含まれる物  
  産業段階 農業生産過程 農水産業 出荷までの調製を含む
保管は、原則として運搬保管過程に代表させる
 
  素材生産過程 素材農水産業 農業生産と食品加工の中間に相当する、例えばと畜過程とか製粉過程が相当する。
出荷までの調製を含む
保管は、原則として運搬保管過程に代表させる
 
  食品加工過程 食品製造業 原料入手から出荷まで
保管は、原則として運搬保管過程に代表させる
 
運搬保管過程 輸送業(倉庫業) 農家・食品事業者から販売店までの各過程で該当する
なお、現在のところ他の過程と区別できていない
 
  販売過程 小売り業(卸売り業) 食品/食材の仕入れから購入者が店を離れるまで
生鮮食品の場合、小分け・盛り合わせ作業を含む
 
  調理過程 外食産業・中食産業 工場調理と店内調理がある
   食品加工過程と同じで、食材の仕入れから出荷まで
外食は供膳を含む
中食の店頭販売は販売過程
 
  営業段階共通   産業段階のうち農業生産を除いた全ての過程  
  消費者段階 運搬保管過程   購入した食材の持ち帰り
家庭での料理の保管
 
 
  調理過程   調理操作
料理の配膳
 
 
  摂食過程   咀嚼・嚥下および消化
摂食に直接係わる食卓での操作を含む
 
産業段階と消費者段階でのハザードの重複は厭わない