新物の一覧表(暫定)
     
品  目 歴月 備 考
新たまねぎ 3月  
新じゃが 4月  
新キャベツ 4月  
新ごぼう 5月  
新茶 5月  
新しょうが 8月  
新にんにく 8月  
新米 9月  
新鮭 9月  
新れんこん 10月  
新酒(新焼酎) 11月  
ボージョレー・ヌーボ 11月 (第3木曜日)
新酒 12月  
新巻き鮭 12月  
2005年11月25日作成、 2005年12月5日更新

 


コメント
 新物と初物は、食べ物の季節感と新鮮さを楽しむという意味で非常に似ている。その違いは、初物が端境期の存在を前提として次の年の新しい作物などを指すのに対し、新物は周年供給を前提として次の年の新しい作物・製品を指す。初物が魚介類、野菜、果物に限定 されるのに対し、新物では加工食品も対象となる。

 新米、新酒、新茶に代表される新物には、新しい製品が出回るようになった喜びが伝わる。周年供給されているとはいえ、かつては一年も経過すると品質がかなり劣化していたからである。品質保持技術が向上した今でも、違いの判る人は新物を 賞味している。

 新物でもはしりを競っているという。しかし、これは無意味である。今日では前年度産の品質も遜色のないものになってきている。品質を犠牲にして早期出荷する理由はない。名前だけで釣られる消費者を相手にしているにすぎない。新物は新しくできた本物の製品であることに意義がある。 滅びつつある初物の歴史から学ぶべきである。

 ボージョレー・ヌーボの普及してきたことは、新しい動きとして興味深い。特に、解禁日を設定して遵守していることは参考になる。ただ、この現象には初物好みとフランス 文化への憧憬が背景にあると信ずるが、フランス人からは馬鹿にされていないか心配ではある。ワインは一般に熟成したものが尊ばれているのだから。