新しい食料資源の可能性 進化論で有名なダーウィンもそうであったが、大航海の時代には船に科学者も同行していた。これは鉱物資源とか新しい作物・スパイスを見つけるためであった。その結果、新大陸からトウモロコシ、さつまいも、じゃがいも、トマトがヨーロパにもたらされた。 現在も、宇宙計画とか深海探索がなされている。しかし、新規の作物が発見される可能性は誰も期待していない。現在ある作物以外に全く新しい作物が見つかる可能性はないと考えて良い。 もしあるとすれば、生物先端技術を用いた改良であろう。現在注目されている遺伝子組換え技術は、一つの遺伝子を加除するだけなので、従前の作物と同じと思われるが、将来にはゲノム組換え技術などの技術が発達し、既存の作物から新しい作物を創出することは想像可能である。しかし、 実際には創出できないであろう。 F2は通常子孫を残さないこと、細胞融合技術で作出した作物をそのまま維持することは困難でどちらかの親株の特性が優占的になることを考え合わせると、どれかの親作物を改良した品種程度に留まると推察される。生物先端技術を用いて、雑草などを作物に改良する可能性は考えられる。しかし人類はおよそ食べられるものは全て食べてきたので、全く食べられなかった雑草が作物になる可能性はそれほど高くない。むしろ、農耕文化の進展の過程で捨て去られた作物の、再作物化の可能性は 期待できる。 個人的に注目しているのは、微生物特に酵母(パン酵母)である。この酵母はパンと共に食べているので、新しい食料資源とはいえないかもしれないが、別の種の酵母を利用すれば、新しい食料資源といえる。 |