現在の特徴 世界各国と比べると、海草類が韓国に次いで2位であり、野菜が7位であることが目立つ程度で、穀類も多いが 19位と特に多いわけではない。世界の食料消費パターンを主成分分析して第2主成分スコアまでを図示すると(参照資料の第1図)、中国は第一主成分(豊かさの因子)がゼロ付近に位置する。第二主成分(穀物離れの因子)はマイナスが大きく、いも類(特にさつまいも)が多いというイメージと異なる結果であった。 中国の食料消費パターンといちばん近いのは韓国である。ただし、近いといっても距離がかなりあり、中国はどの国とも遠い。以下、エジプト、チュニジア、モロッコ、イランと中近東の国々が続く。これらの国は穀物消費量が多い国々である。なお、 1970年にはいちばん近いのはインドネシアであったが、現在はかなり離れた。クラスター分析してデンドログラムを作成すると(参照資料の第3図)、アジア中南米群の中に分類されるが、韓国と対を形成して、中近東小群に含まれる。近隣のこの両国は、日本が含まれる中南米小群とかなり離れる。30 年間の変化野菜、肉類、魚介類、鶏卵など多くの食品群の消費量が顕著に増加した。特に肉類と動物油脂は加速度的な増加を示した。減少したのはいも類と豆類くらいで、中国の食料事情が劇的に改善されたされたことを示している。因みに、この30年で中国は食料消費パターンを世界で6番目に大きく変化させた国である。 中国の食料消費パターンが変化した方向にいちばん近いのは韓国で、以下レバノン、ギリシャ、イスラエル、トルコ、イタリアが続く。ただし、韓国のページで説明しているように、 2位以下は韓国が変化した方向である。中国は韓国の後を追っていることになる。日本とは離反しており、その程度もかなり大きい。参照資料:柳本正勝:世界と比較した日本の食料消費パターン , 食品総合研究所報告, Vol.68, 1〜9 (2004).表 中国における各食品群の消費量(kg/人年)
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