おいしさの構成要素


 おいしさには、いろいろな要素が係わる。これを大別すると、@人に係わる要素、A食べ物に係わる要素、B食事空間に係わる要素となるが、これに境界領域の要素も加わる。挙げれば切りがないが、重要と思われるものを下に図示した(ただし、これでは読めない字が多いので、中項目までの図人に係わる部分の図食べ物に係わる部分の図食事空間に係わる部分の図境界領域部分の図に分けて掲載しておいたので、ご関心の方はご覧ください)。つまり、

 人に係わる要素としては、生理状態(空腹度)とか心理状態(喜怒哀楽)などがある。食べ物に係わる要素としては味、匂い、テクスチャー、品温、外観などがあり、食事空間には什器、外部環境、場所などがある。 境界領域には食べ方とか共食などがある。

 大切なことは、各要素がある場面では非常に重要な役割を果たし、別の場面では全く影響しないことである。これがおいしさを高度で複雑なものにしている。