ハザード分析表(暫定公開版) | ||||||||||||
ー 小 麦 − | ||||||||||||
食中毒発生状況:(小麦で検索)なし | 摂取量:95.7g/日 | 業務用バラ玄穀を想定 | ||||||||||
規制ハザード | 登録:2011.9.12 | |||||||||||
カテゴリー | ハザード | 規制の内容 | 法令 | リスク評価 | 危害/違反の頻度 | 主な危害 | 事業者の責務 | 消費者の役割 | 備考 | |||
食材本来 | 成分 | アレルゲン | 表示違反登録:17件 | 事故情報システム | ||||||||
α-アミラーゼインヒビター | 表示・義務 | 食衛法省令 | アレルギー | 表示 | 表示の確認 | |||||||
α-グリアジン | 表示・義務 | 食衛法省令 | アレルギー | 表示 | 表示の確認 | |||||||
産業段階 | 農業生産過程 | 肥料由来物質(14種) | 肥料公定規格 | 評価の考え方 | 法令遵守 | |||||||
クロム | 含有量(0.05%) | 肥料公定規格 | 法令遵守 | |||||||||
鉛 | 含有量(0.003%) | 肥料公定規格 | 評価中 | 腎障害 | 法令遵守 | 農水プロファイル | ||||||
スルファミン酸 | 含有量(0.005%) | 肥料公定規格 | 法令遵守 | |||||||||
うち汚泥肥料含有物質 | 法令遵守 | |||||||||||
ヒ素 | 含有量(0.005%) | 肥料公定規格 | 評価中 | 肺ガン | 法令遵守 | |||||||
ニッケル | 含有量(0.03%) | 肥料公定規格 | 法令遵守 | |||||||||
肥料添加農薬等(33種) | 肥料公定規格 | 法令遵守 | 農薬と共通は4種 | |||||||||
プロベナゾール | 含有量(0.80%)、暫定基準値(0.03ppm) | 肥料公定規格、規格基準 | 評価受付 | 法令遵守 | ||||||||
テトラピオン | 含有量(4.0%) | 肥料公定規格 | 法令遵守 | |||||||||
農薬(309種) | 農薬登録、残留基準 | 農薬取締法、規格基準 | 法令遵守 | |||||||||
クロルピリホス | 基準値(0.5ppm) | 同上 | 通知文書 | 残留農薬検査違反1件 | 法令遵守 | 04年検査 | ||||||
フェニトロチオン | 基準値(0.2ppm) | 同上 | 評価受付 | 法令遵守 | ||||||||
マラチオン | 基準値(8ppm) | 同上 | 評価受付 | 法令遵守 | ||||||||
うち残留性有機汚染物質(6種) | ||||||||||||
DDT | 販売禁止、基準値(0.2ppm) | 農水省令第15号、規格基準 | 催奇形性(動) | 法令遵守 | ||||||||
ヘプタクロル | 販売禁止、暫定基準値(0.02ppm) | 同上 | 評価受付済み | 肝障害 | 法令遵守 | |||||||
一律基準農薬等 | 指定量(0.01ppm) | 厚労告示第497号 | 法令遵守 | |||||||||
二臭化エチレン | 指定量(0.01ppm) | 廃止厚労省通知 | 過去に輸入品の違反例 | 発がん性など | 燻蒸剤 | |||||||
うち残留性有機汚染物質(3種) | ||||||||||||
ディルドリン | 販売禁止、指定量(0.01ppm) | 農水省令第15号、厚労省告示第497号 | 中枢神経系障害 | 法令遵守 | ||||||||
不検出農薬等(19種) | 検出されてはならない | 規格基準 | 法令遵守 | 食品一般の成分規格 | ||||||||
アフラトキシン | 規制値(10μg/kg) | 厚労省通知11 | 評価報告書 | 発がん性 | GAP/製品検査 | 総アフラトキシンとして | ||||||
デオキシニバレノール | 暫定的基準値(1.1ppm) | 規格基準 | 評価報告書 | 催奇形性(動) | GAP/製品検査 | 赤かび病 | ||||||
放射性物質 | ||||||||||||
放射性ヨウ素 | 暫定規制値(2,000Bq/kg) | 食品衛生法 | 緊急とりまとめ | 小児甲状腺がん | 出荷停止 | 原子力安全委員会 | ||||||
放射性セシウム | 暫定規制値(500Bq/kg) | 食品衛生法 | 緊急とりまとめ | 小児甲状腺がん | 出荷停止 | 原子力安全委員会 | ||||||
ウラン | 暫定規制値(100Bq/kg) | 食品衛生法 | WGで検討 | 腎障害 | 出荷停止 | 原子力安全委員会 | ||||||
プルトニミウム等アルファ核種 | 暫定規制値(10Bq/kg) | 食品衛生法 | WGで検討 | 発がん性(疑) | 出荷停止 | 原子力安全委員会 | ||||||
育種由来物質 | ||||||||||||
組換え操作起因物質 | 安全性審査 | 規格基準 | 安全性評価基準 | 法令遵守 | 食品一般の成分規格 | |||||||
運搬保管過程 | 容器包装移行物質 | 規格基準 | (実態不明) | |||||||||
コナダニ | 廃棄指示 | 厚労省通知54 | アレルギー | 出荷停止 | 目視による確認 | 夥しい場合 | ||||||
カビとその代謝産物 | 廃棄指示 | 輸入食品監視 | 違反事例99件 | 輸出元の確認 | 目視による確認 | カビが生育した状態 | ||||||
抗生物質 | 含有してはならない | 規格基準 | 法令遵守 | 食品一般の成分規格 | ||||||||
抗菌性物質(化学合成品) | 含有してはならない | 規格基準 | 法令遵守 | 食品一般の成分規格 | ||||||||
放射線照射起因物質 | 保存の目的で照射禁止 | 規格基準 | 法令遵守 | 食品一般の保存基準 | ||||||||
営業段階共通 | 食品取扱施設等関連ハザード | |||||||||||
病原微生物 | 措置基準 | 管理運営指針 | 評価指針 | 食品媒介感染症 | 法令遵守 | |||||||
病原微生物(糞便由来) | 措置基準 | 管理運営指針 | 食品媒介感染症 | 法令遵守 | ||||||||
病原微生物(廃棄物由来) | 措置基準 | 管理運営指針 | 食品媒介感染症 | 法令遵守 | ||||||||
病原微生物(使用水由来) | 措置基準 | 管理運営指針 | 食品媒介感染症 | 法令遵守 | ||||||||
病原微生物(他の食品由来) | 措置基準 | 管理運営指針 | 食品媒介感染症 | 法令遵守 | ||||||||
病原微生物(ペット由来) | 措置基準 | 管理運営指針 | 人獸共通感染症 | 法令遵守 | ||||||||
腐敗微生物 | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
異物(ガラス) | 措置基準 | 管理運営指針 | 摂食時傷害 | 法令遵守 | ||||||||
異物(金属) | 措置基準 | 管理運営指針 | 摂食時傷害 | 法令遵守 | ||||||||
異物(じん埃) | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
汚染物質(廃棄物由来) | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
汚染物質(使用水由来) | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
汚染物質(他の食品由来) | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
汚染物質(器具付着物由来) | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
汚染物質(容器包装付着物由来) | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
汚染物質(有毒ガス) | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令順守 | |||||||||
汚染物質(ペット由来) | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
ねずみの痕跡物 | 措置基準 | 管理運営指針 | 防御設備、駆除 | RASFFに1件報告 | ||||||||
昆虫(ハエ等)とその痕跡物 | 措置基準 | 管理運営指針 | 防御設備、駆除 | |||||||||
アレルギー物質(他の食品由来) | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | 特定集団に高い | ||||||||
変敗産物 | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
腐敗生成物 | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
微生物産生毒素 | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
化学物質 | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
殺そ剤 | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
殺虫剤 | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
機械油 | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
消毒剤 | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
残留洗剤 | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
不適正洗剤 | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
食品取扱者等関連ハザード | ||||||||||||
病原微生物(取扱者由来) | 措置基準 | 管理運営指針 | 食品媒介感染症 | 法令遵守 | ||||||||
病原微生物(部外者由来) | 措置基準 | 管理運営指針 | 食品媒介感染症 | 法令遵守 | ||||||||
感染症病原体(一・二及び三類) | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | 感染症法で定義 | ||||||||
肝炎ウイルス(黄疸) | 措置基準 | 管理運営指針 | 黄疸 | 法令遵守 | ||||||||
異物(取扱者由来) | 措置基準 | 管理運営指針 | 摂食時傷害 | 法令遵守 | ||||||||
異物(取扱者装飾品) | 措置基準 | 管理運営指針 | 摂食時傷害 | 法令遵守 | ||||||||
異物(煙草) | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
汚染物質(取扱者由来) | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
汚染物質(部外者由来) | 措置基準 | 管理運営指針 | 法令遵守 | |||||||||
認識ハザード | ||||||||||||
カテゴリー | ハザード | 認識事由 | 資料 | 非規制の事由 | 安全性調査 | 主な危害 | 事業者の責務 | 消費者の役割 | 備考 | |||
食材本来 | 成分 | カロリー(炭水化物など) | 行政資料 | 食事摂取基準 | 栄養成分である | 食事摂取基準 | 生活習慣病 | 適量摂取 | 過剰摂取の場合 | |||
グルテン | 海外機関 | FDA | 栄養成分である | FDA/CFSANレポート | セリアック病 | 海外動向の把握 | 表示 | |||||
随伴物 | 混入物(外皮や茎・わら屑) | 専門書 | 世界の小麦 | 作物の一部 | 夾雑物と呼ばれる | |||||||
植物病原菌(6種類)とその代謝産物 | ||||||||||||
赤かび病菌類 | 関連法令 | 植物防疫法 | 作物への危害 | デオキシニバレノール産生菌 | ||||||||
縞萎縮病ウイルス | 作成者 | 転作全書 | 作物への危害 | |||||||||
黒穂病菌 | 作成者 | 世界の小麦 | 作物への危害 | 規格規程にも | ||||||||
産業段階 | 農業生産過程 | 大気由来物質 | ||||||||||
PCB | 他食品で規制 | 厚労省通知72 | 汚染濃度が低い | ホルモン異常 | 過去に油症事件 | |||||||
うちダイオキシン類 | 関連法令 | ダイオキシン法 | 汚染濃度が低い | 農水プロファイル | 奇形発生 | |||||||
ポリ塩化ジベンゾフラン | 関連法令 | ダイオキシン法 | 汚染濃度が低い | |||||||||
ポリ塩化ジベンゾーパラージオキシン | 関連法令 | ダイオキシン法 | 汚染濃度が低い | |||||||||
コプラナーポリ塩化ビフェニル | 関連法令 | ダイオキシン法 | 汚染濃度が低い | |||||||||
土壌由来物質 | ||||||||||||
カドミウム | 国際機関 | Codex | 吸収量が少ない | 農水プロファイル | 骨量の減少 | 栽培地の選定 | イタイイタイ病 | |||||
鉛 | 国際機関 | Codex | 吸収量が少ない | 農水プロファイル | 認知発達障害 | 栽培地の選定 | 農薬からも | |||||
銅及びその化合物 | 他食品で規制 | 農用地土壌法 | 吸収量が少ない | リスク評価 | 銅肝硬変症 | 栽培地の選定 | ||||||
砒素及びその化合物 | 他食品で規制 | 農用地土壌法 | 吸収量が少ない | 農水プロファイル | 神経障害 | 栽培地の選定 | ヒ素ミルク事件 | |||||
特定普通肥料由来物質 | 関連法令 | 肥料取締法 | 危害の報告がない | 法律の条文に記述 | ||||||||
おそれがない農薬等(66種) | 例外規定 | 食品衛生法告示第498号 | 怖れがない | |||||||||
重曹 | 例外規定 | 同上 | 怖れがない | |||||||||
ソルビン酸 | 例外規定 | 同上 | 怖れがない | |||||||||
ワックス | 例外規定 | 同上 | 怖れがない | |||||||||
害虫とその痕跡物 | ||||||||||||
ヘシアンバエ | 関連法令 | 植物防疫法 | 作物への危害 | 輸入品 | ||||||||
ムギキモグリバエ | 作成者 | 北海道農政部 | 作物への危害 | |||||||||
アブラムシ類 | 作成者 | 北海道農政部 | 作物への危害 | |||||||||
カメムシ類 | 作成者 | 小麦粉 | 作物への危害 | |||||||||
麦角アルカロイド | 専門書 | 中毒百科 | リスクが低い | 麦角中毒 | C. purpureaが産生 | |||||||
混入物(ドクムギ) | 専門書 | 中毒百科 | 雑草にすぎない | ニコチン作用 | ||||||||
混入物(ムギセンノウ) | 専門書 | 中毒百科 | 雑草にすぎない | 主成分はサポニン | ||||||||
ニバレノール | 行政指導 | 農水省通知08 | デオキシニバレノールで規制 | 農水プロファイル | ||||||||
ゼアラレノン | 飼料で規制 | 家畜が対象 | 農水プロファイル | |||||||||
T2トキシン | 行政資料 | 農水調査計画 | 汚染例がない | 農水プロファイル | トリコテセン類 | |||||||
オクラトキシンA | 国際機関 | Codex | 汚染例がない | 農水プロファイル | 発がん性 | 基準値:5 μg/kg | ||||||
フモニシニン | 国際機関 | Codex | 汚染例がない | 農水プロファイル | 発がん性 | 実施規範 | ||||||
異物(草の実) | 標準規格 | JIS製粉機 | リスクが低い | |||||||||
異物(有害雑草種子) | 専門書 | 小麦粉 | リスクが低い | |||||||||
異物(石、鉄片、土塊) | 標準規格 | JIS製粉機 | 包括的に規制 | |||||||||
運搬保管過程 | 鳥(からす)の痕跡物 | 作成者 | 包括的に規制 | 防御設備、駆除 | ||||||||
貯穀害虫とその痕跡物(12種) | 専門家より聞き取り | |||||||||||
コクゾウムシ | 専門書 |
貯穀害虫図鑑 食品衛生図鑑 |
危害の報告がない | |||||||||
ノシマダガメイガ | 専門書 | 同上 | 危害の報告がない | |||||||||
スジコナマダラメイガ | 専門書 | 同上 | 危害の報告がない | |||||||||
異臭麦含有物質 | 作成者 | 世界の小麦 | リスクが低い | 乾燥処理の不都合 | ||||||||
臭化メチル | 専門書 | 小麦粉 | 環境影響の問題 | |||||||||
青酸 | 専門書 | 小麦粉 | 特殊なケース | 殺虫剤 | ||||||||
異物(石炭、コンクリート) | 専門書 | 世界の小麦 | 包括的に規制 | 選別除去 | 輸入品 | |||||||
作成: 柳本正勝 |